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鳥居泌尿器科・内科スタッフによる手づくりブログ


by torii_shonan

夕刊フジに掲載♪

『夕刊フジ』2010年5月30日発行に
掲載されました!

知りたくもない!?カラダの不思議
「熱とからだの痛みの関係は?」


真夏のような暑い日があったかと思えば、寒い日があったりと、体調が整わない日々。
ところで、高熱を出すと、関節などに痛みを感じることがあるけど、逆に、「カラダの痛み」が先にきて、その後に高熱が出るということもときどきある気がする。
そもそも、熱とカラダの痛みの関係って? 『はい、泌尿器科です。』の著書で、医療法人社団 湘南太陽会 鳥居泌尿器科・内科の鳥居伸一郎院長に聞いた。
「カラダにウィルスが入ると、防御するための反応として、熱が上がります。これは、『熱を上げることでウィルスを退治する』という説と、『免疫力を一時的に上げるために熱が上がる』という説の両方があります。このとき、筋肉からの熱の生産量を増やすことで、カラダの表面は寒く冷えているのに、カラダの中は熱いという状態になることがあるのです」
東洋医学的には、「熱」は、カラダの中と外の温度でみるそうで、「脇の下などを検温しても低いのに、体内の熱は上がっている」という状況もあるのだそうだ。
「ところで、高熱が出るとカラダが痛むことがよくありますが、これは、熱によって痛いわけではなく、体内にウィルスが入ってきた信号なんですよ」
 また、カラダがウィルスと闘うときに熱を上げることでおこる“ゾクゾク感”、皮膚に感じる刺激などを「痛み」と感じることもあるのでは?という指摘だ。
「たとえば、腰痛や膀胱の痛み、ひどい腹痛と下痢などがあるときに、原因を調べると、『結局、風邪だった』なんてこともあります。カラダの最初の防御反応として痛みが起こり、それが個々の弱い部分に出るというパターンも考えられます。また、ウィルスの種類によっても痛みや熱の出方は違います」
さらに、精神的ストレスによって、腰や頭、おなかの痛みを感じる場合もある。
必ずしも「熱→痛み」ではなく、「痛み」が熱・病気の前触れである可能性もあるわけだ。痛みを感じたら、ご注意を。
(2010.5.30夕刊フジ掲載内容)

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by torii_shonan | 2010-06-08 09:55 | 掲載物のご案内