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鳥居泌尿器科・内科スタッフによる手づくりブログ


by torii_shonan

過活動膀胱―自分に合うお薬は?

Q:65才女性です。トイレが近く、我慢できない時もあり外出が不安です。どんな薬が良いのでしょうか。

A:過活動膀胱とは、おしっこが近い、おしっこが我慢できない、我慢できず漏れてしまうなどの症状が合わさった状態ですが、現実的にはこの為に日常生活に大きく支障を来すようですと治療の対象になると考えられます。
治療薬としては抗コリン薬やβ3アドレナリン受容体作動薬などがあります。

さて治療薬の選択ですが、大切なことは患者さんひとりひとりの気質や体質にあわせて選ぶという事です。
分かりやすい例ですと、平均以上の体重でやや水太りの女性には抗コリン薬(異常な膀胱収縮を抑制)、血圧が低く痩せ型の血色の悪い女性にはアドレナリン受容体作動薬(膀胱容量の増大)が良いであろうという考え方です。
これらは漢方の気質・体質の考え方を参考にしています。
さらに明らかに夜間頻尿がストレスや不眠からきている場合は抗不安薬や睡眠導入剤が最も効果がある場合もあります。
いずれにしても患者さんの症状や他の疾患等も十分把握していかに一番マッチする治療薬の選択をするかが今後の将来像になると思います。

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鳥居泌尿器科・内科
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by torii_shonan | 2017-01-11 12:12 | Dr.トリイのQ&A